仙台の工芸品にふれられるバスツアー

こだわりのバスツアーを販売している仙台バスツアーズの11月~1月期に催行予定ツアーで、仙台市の工芸品に親しめる内容のツアーが2つ企画されています。1つ目のコースは↓
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「政宗が育んだ“伊達”な文化」  伊達政宗が残した物語旅  コース①工芸品編
<出発日>
11月18日(金)、12月17日(土)
<行程>
仙台駅【9:00】=仙台市博物館【学芸員さんから日本遺産についても交えたお話を頂き、
その後ガイドさんと常設展見学】
=仙台箪笥歴史工芸館【案内付見学】=昼食【限定日本料理】
=堤焼乾馬窯【案内付見学】=つつみ人形【見学】
=大崎八幡宮【ガイド付見学】=仙台駅【16:30】
<料金>
¥6,300(税込)/お一人様
▼ご予約・詳細はコチラ
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仙台藩祖・伊達政宗公は政治・軍事面での活躍はもちろん、和歌や茶、香などの文化をこよなく愛した粋人。斬新で粋な政宗公が仙台藩で築き上げてきた建造物や民族芸能などのたくさんの文化は、今日においても脈々と受け継がれています。その「政宗が育んだ“伊達”な文化」が平成28年度、日本文化遺産に認定!
江戸期に起こり、仙台城下で職人たちの手によって継承されてきた仙台箪笥や堤焼、堤人形、仙台張子、仙台御筆、仙台平などの工芸品も「政宗が育んだ“伊達”な文化」のストーリーの一部。
dsc_0907昨年、国の伝統的工芸品に指定された仙台箪笥。青葉区本町のユノメ家具本展内にある「仙台箪笥歴史工芸館」では江戸期からの時代別箪笥を多数展示。時代による形の変遷や歴史、製作プロセスを見ることができます。

_igp1075堤焼乾馬窯は黒と白のコントラストが美しいなまこ釉に代表される堤焼唯一の窯元。現在は使われていませんが、大きな登り窯を見ることができます。
周辺の環境も素晴らしく、すぐ目の前にある丸田沢には毎年越冬のために白鳥が飛来。羽を休める鳥たちの姿も見られるかもしれませんね。堤焼乾馬窯の雰囲気はコチラの動画もご参考に。

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堤人形の見学は芳賀つつみ人形製造所。卸は一切行わず、完全受注生産で製作しているので、工房に行かないと芳賀さんの作品に出会えません。芳賀さんのところもギャラリー、工房ともに趣のある静謐な空間。繊細で美しい堤人形を心ゆくまで見愛でることができます。芳賀さんの人形作りについてはコチラの動画もご覧になってみてください。

また大崎八幡宮では、仙台張子の代表である松川だるまが授与品として販売されているほか、本郷だるま屋が製作した、3尺の大きな松川だるまが奉納されています。(凛々しい眉毛、大きな体にご注目を!)

 

2つ目のコースは↓
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芸術感性を磨く旅をしよう!①宮城県編
<出発日>
12月8日(木)、1月18日(水)
<行程>
仙台駅東口【09:15】=宮城県美術館(学芸員の案内付き)=東北工芸(伝統工芸玉虫塗を見学)
= 昼食(玉虫塗の食器を使ったフレンチ)=東園寺(釈尊伝蒔絵見学、法話と座禅)
= 杉村惇美術館(鑑賞)=仙台駅東口【16:40】
<料金>
¥6,500(税込)/お一人様
▼ご予約・詳細はコチラ
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こちらは仙台生まれの漆芸・玉虫塗の魅力を満喫できるコース!
青葉区上杉にある東北工芸製作所のショールームには、玉虫塗をほどこした皿や椀などの器や箸、ステーショナリーなどさまざまな商品が並んでいます。
dsc_2794_r玉虫塗といえば赤と緑が定番ですが、艶めく黒が美しいニューライン「Touch Classic」シリーズもあります。こちらにもご注目を。
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昼食会場の「海鮮ビストロ・ヤマライ 一番町」ではショープレートに玉虫塗を採用。真っ白な磁器の皿のリム部分に玉虫塗がほどこされています。

塩竃市にある東園寺では玉虫塗を用いてお釈迦様の生涯を描く「釈尊伝蒔絵」を見学。
_igp9453_r畳一畳分ほどの巨大な蒔絵を10枚制作し、本堂の両壁に飾るというプロジェクトです。制作全般を東北工芸製作所が担い、蒔絵は蒔絵師の渡辺栄一さんが担当しています。現在は5枚が完成し、残る5枚は現在製作中。玉虫塗の艶やかな赤の上に蒔絵が施された壁画は圧倒的な美しさです。

両コースとも、仙台の工芸品にじっくりふれられる、とても魅力的なコース!
行程の中で組み込まれている工房や施設の方も、ツアーが催行されるのを楽しみにしていらっしゃるそう。
実際に手にとったり、工房を訪ねたり、作り手の方に会うと、工芸品がぐっと身近に感じられ、より愛着を感じることができるようになると思います。ぜひ参加して、仙台の手仕事の魅力を感じてください。