「手とてとテ」の金沢視察レポート【その5】

2014/9/24 |
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レポート

そして金沢滞在中に、なんと卯辰山工芸工房の2013年の修了者に仙台出身の方がいるとの情報をキャッチ! 陶芸工房を修了した杉原万理江さんです。 東京での個展に向けて『まちなか共同工房』で作業中だった杉原さんにお会いすることができました。
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杉原さんは宮城高専(現・仙台高専)を卒業後、IT系企業で激務に追われるなかで、「女性でも自分の手で長くできる仕事」として陶芸を志すようになったそうです。
そして、愛知県の窯業高等技術専門校で修業し卯辰山工芸工房へ。修了後も金沢を拠点に活動されています。
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洗練されたフォルムと優しい色合いが特徴的な杉原さんの器は、東京の「生活工芸/金沢」でも大好評だったようです。
「金沢に来てから、自分の作品がカラフルになっていきました。金沢は四季が明確で、自然環境や草花などの色の変化も鮮烈。その影響を受けているのかも知れません」と語る杉原さん。
「制作で忙しく、仙台にはたまにしか帰れない」そうですが、仙台の街でも近い将来、杉原さんの作品を手にとることのできる日が来ると嬉しいですね。(おわり)

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