3/16(金)~25(日)BEAMS EYE Sendai,Miyagi 2018
本日から、新宿にあるBEAMS JAPAN 5階 fennica STUDIOにて、仙台・宮城の手しごとや食を集めた10日間限りのポップアップイベント『BEAMS EYE Sendai,Miyagi 2018』を開催しております。
昨年に続き、BEAMSのレーベル<fennica>のディレクターが、実際に宮城県に足を運び、見聞きして集めた工芸品や地元で愛される食品を紹介。世界各地や日本国内のさまざまな産地に足を運び、バイイングしている<fennica>ディレクター独自の目線で集められた品々は、土地の香りを感じる、魅力あるものばかりです。昨年度も開催された本イベントですが、今回は工芸品のウェイトが大きめ。宮城県内でしか購入できないものも多数揃っていますよ!
●釜神様 <工房釜神>
宮城県と岩手県の一部で伝承されてきた釜神様は、古くから家内安全、火除けの守り神として竃の上や台所に飾られていたものです。日本三景・松島がある松島町に工房を構える「工房 釜神」は、現在でも釜神様を伝承し続ける数少ない工房。
クリやケヤキなど固い木をしっかり乾燥させてから、一つひとつ手作業で彫り上げています。その顔立ちはさまざま。ちょっと怖いようでいて、どこか優しさを感じる釜神様。土地に根付き、伝承されてきた釜神様をぜひご覧ください。
●あけび蔓細工 <和島常男>
里山に自生するあけびの蔓を採取して丁寧に編み上げた蔓細工。採取した蔓は太さや色など、10種類以上に丁寧に分け、しっかりと編みこんでいるため、丈夫で長持ち。長くつかっていると、味わいが一層増してくるのも蔓細工の魅力です。制作者の和島さんはこの道45年以上の熟練の職人。カゴやバスケット、花瓶挿しなど、美しい蔓細工がさまざま揃っています。
●白石紙子名刺入れ・袱紗・缶バッチ <佐藤紙子工房>
和紙にこんにゃく糊を塗ってもみ、乾燥させてから染め、凹凸のある模様を叩き出した白石紙子。「佐藤紙子工房」では義父が創始した技術を佐藤文子さんが今に伝えています。
模様が彫られた版木に、こんにゃく糊を塗ってもんだ和紙をおき、このようにたたいて凹凸をつけているんですよ!
こちらの模様、実は弥治郎こけしのシルエットなんです。こけし柄の紙子は白石市の弥治郎こけし村オリジナルのものなので、本来なら現地でしか購入できない品。今回はイベントのため特別にご許可頂いて販売となりました。こけし柄のほかにもボーダーや七宝などの伝統柄が揃っています。名刺入れや袱紗、缶バッチでふくよかな手ざわりの和紙を体感してください。
●グラス・タンブラー・酒器など <海馬ガラス工房>
仙台の奥座敷・秋保地区の山懐に工房をかまえる海馬ガラス工房 村山耕二さん。今回は村山さんの新作・山形の月山の麓の砂を使ったガラスのグラス、タンブラー、高脚器のほか、小鳥の置物などをご紹介しています。ひとつひとつ手作業で作られるガラスはやわらかな曲線が美しく、手にやさしくなじむものばかりです。
●型染 花瓶敷・コースター・壁掛けなど <水戸稔博型染工房>
型絵染の人間国宝・芹沢銈介に師事した水戸稔博さんの工房からは、花瓶敷やコースター、ブックカバー、壁掛けが届きました。幾何学模様や動植物など、さまざまなモチーフを染上げています。師とはまた違う、独自の感性を感じる力強いデザインにご注目を。
そして今回もあります!
●インディゴこけし・ブルーこけし <仙台木地製作所>
毎回完売となっているモダンでクールな青いこけし。今回も会期後半3月24日(土)より販売スタートです。今回は同時にラスタカラーが印象的な「ラスタこけし」、通常のミズキ材ではなくサクラ材を使った伝統的なこけし「SAKURAこけし」もあわせて販売となります。整理券配布や販売可能数など詳細は<fennica>ブログにてご案内していますので、ご確認ください。
▼仙台木地製作所こけし販売について
http://www.beams.co.jp/blog/fennica/20847/
このほかにも、松川だるま(本郷だるま屋)や弥治郎こけし(鎌田こけし屋)、作並こけし(平賀こけし店)、手ぬぐい(名取屋染工場)、陶器(三輪田窯)など、魅力ある工芸品がたくさん揃っています。もちろん、宮城県限定販売のウイスキー「伊達」や仙台麩、なかむラー油、をはじめ、大人気・木の屋石巻水産の缶詰め、岩出山の凍り豆腐など、手みやげにしたい食もさまざま並んでいます。
本イベントのセレクトを担当しているのはBEAMSのレーベル<fennica>のディレクター テリー・エリスさんと北村恵子さん。BEAMSが誇る目利きであるお二人へのスペシャルインタビューは下記をご覧ください。
▼2人の目利きが見つけた、仙台・宮城の宝物たち
http://www.sendai-miyage.jp/interview/
イベントの様子はMONO SENDAI のFacebookページにて順次UPいたしますのでぜひチェックください!
▼MONO SENDAI
https://www.facebook.com/sendaiomiya/