玉虫塗を使ったフラワーアレンジ教室レポート
クリスマスを間近に控えた12月17日(木)、藤崎本館3階の「ケヤキカフェ」となりの特別室を会場にして開催された『玉虫塗のクリスマス・フラワーアレンジ教室』。当日は14名の方にご参加いただきました。
フラワーアレンジ講師を担当くださったのは仙台市内で4つの店舗を展開する老舗フローリスト「ハナサク」の萬代海彦さん。
アレンジの花器として使用したのは玉虫塗のシリアルボウル。深さがあり、艶めく赤がクリスマスにもぴったりです。
今回のアレンジで使用した花材はバラやガーベラ、カーネーション、かすみ草をはじめ、サンキライやペッパーベリーといった実物、ヒイラギやムロヒバなど。参加者の約半数はアレンジ初体験ということでしたが、萬代さんのやさしいご指南のもと、思い思いに花を盛り込んでいました。
「かすみ草はほかの花より少し高めにさしてあげると、雪がちらついているように見えて、綺麗に仕上がります」など、参考になるアドバイスもいっぱい。
1時間ほどで可愛らしいアレンジが完成しました。その仕上がりに皆さんも満足げ。
教室のあとは玉虫塗の製造元である東北工芸製作所の佐浦みどりさんから、玉虫塗についてのお話を聞きながらのティータイム。今回花器として使用したシリアルボウルは、佐浦さんご自身も自宅で朝食でシリアルやグラノーラを食べる際などに使っているのだそう。「お花が枯れてしまったら、綺麗に洗って、ぜひ食卓でもお使いくださね」とお声がけしていました。
お楽しみのメニューは「ケヤキカフェ」自慢のフレンチトーストを中心としたデザートプレートと、仙台の自家焙煎珈琲店「ほの香」のコーヒーを堤焼のなまこ釉のマグカップで。仙台の工芸品にふれながらの楽しい時間に、参加者の方からは笑顔がこぼれていました。
来年も、工芸品をより身近に感じられるようなワークショップ、ツアーなどを開催予定です。詳細はまたこちらのブログにてご案内しますのでお楽しみに!