「匠の技を世界へ」

玉虫塗と老舗染物屋の技を、ニューヨークで活躍する仙台出身のクリエイティブ・ディレクターが世界の舞台へと発信します。

玉虫塗「MOTOGLASS COLLECTION
by KEN HIKOFU in NEW YORK」

『意外性が作り出す美しさ』をコンセプトに、東北工芸が受け継ぐ伝統技術・玉虫塗の煌びやかな漆塗りを、「スガハラガラス」のオリジナルグラスの美しい曲線に施しました。艶やかな漆にはリネンの温かみのある質感が浮かび上がり、ガラス越しにシルバーが輝きます。ケヤキのモチーフを淡く染めたコースターは、名取屋染工場が型染で天然麻を染めたもの。発売は仙台メディアテーク内カネイリミュージアムショップで販売予定です。

玉虫塗東北工芸製作所

昭和8(1933)年に東北工芸製作所として設立し、昭和60(1985)年に宮城県伝統的工芸品の指定を受けた玉虫塗を製造販売。伝統技法を守り続けながら、新商品の開発やドイツへのプロモーションなど、使い手の暮らしを見つめながら進化し続けている。グラスの曲線を活かす繊細で丁寧な塗りは、宮城県卓越技能賞を受賞した工場長・松川氏によるもの。
http://www.t-kogei.co.jp/

注染名取屋染工場

明治35年創業の染めの老舗。昔ながらの染色技法である注染で染め上げた味わい深い手ぬぐいや小物の製造・販売を手がける。江戸時代後期に生まれ、仙台で発達した型染め・常盤紺型の保存・復刻にもつとめ、伝統を守り継いでいる。ケヤキ柄があしらわれたコースターは、天然麻の素材に仙台の街を象徴するケヤキを型染めで染め上げている。
http://www12.plala.or.jp/natoriya/

クリエイティブ・ディレクターKEN HIKOFU

仙台市出身、米国ニューヨーク市在住のクリエイティブ・ディレクター。1990年に渡米。ラルフ・ローレン、カルバン・クライン等のブランドに対して、テーブルウェア、インテリア生活雑貨、商品パッケージング、テキスタイル(布地)等のデザインを提供してきた。近年では、世界各国の大手企業のブランディング、新ブランド立ち上げの制作総指揮なども行っている。なお、2010年9月に日本APEC第3回高級実務者会合が仙台で開催された際には、公式ポスターやロゴマークなどのデザインを手がけた。
http://www.kenhikofu.com/hikofu/kh_top.html